日々あれこれ


by yangzi-o
 直木賞候補の発表前に図書館に予約したので、2カ月ほど待っただけで手元にきました。これもまた良かった!読み応えがありました。
 赤松社長、あんたみたいな社長なら、ボーナス出なくてもついていきまっせ。ホープ自動車のエリート意識と選民思想とやらは、わりと身近に似たような人物がいるので、最後は溜飲が下がる思いでした。「捨てる神あれば拾う神あり」で、人間は強く生きるとき、周囲の本当の同情を集めることができるんだなと改めて感じましたね。
 こういう時事問題を丁寧に取り上げた作品がもっと読みたいな。
[PR]
# by yangzi-o | 2007-02-20 22:43 | 読書
 図書館に予約して待つこと5カ月、やっと手元に届きました。久しぶりの乃南さんの作品でしたが、待った甲斐があったというものです。面白かった!
 36歳の女刑事・音道貴子と中年刑事の滝沢保の名コンビがまたまた登場です。頑固で毅然とした貴子さんが好きです。滝沢とのやりとりも笑える。私が鈍すぎるのだけど、真犯人も最後の最後まで思い浮かばなかったし、ミステリーとしても上々の出来でした。
 乃南さんの作品は数年前にはまって以後、ほとんど読んでいます。

 先週読み終えた『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ)と『最愛』(真保裕一)が、私的にはまったくの「はずれ」で不満タラタラだったので、ここにきて一気に読書の楽しみを取り戻しました。

 本日は『空飛ぶタイヤ』もついに手元に!
[PR]
# by yangzi-o | 2007-02-16 19:42 | 読書
 初めて読む作家です。図書館から借りてきました。なかなか面白くてこれも一気に読みました。が、警察小説はあまり好みではないので○です。
 川久保巡査部長は15年の刑事歴があるのに、道警で起きた不祥事のため、十勝平野の農村に突然駐在勤務となる。駐在警察官には捜査権限がないけれど、元刑事の勘でいろんな事件の真相を解いていく。どれも決してハッピーエンドにはならない。
 意に添わない左遷人事なんだけど、この川久保巡査部長はたまに自棄酒を飲むことはあっても、グチグチ言わずに駐在勤務に献身しようとするところが、私には好ましく感じられました。
 佐々木さんの他の作品も読んでみようかな。
[PR]
# by yangzi-o | 2007-02-10 19:41 | 読書
 『ささらさや』の続編ですが、私としてはこちらの作品の方が好きになりました。借金のために夜逃げした両親に見捨てられ、遠い親戚の見知らぬ久代の家に預けられた照代。必死に勉強して合格した高校にも入学できなくなった照代は、親を恨んで自分だけが不幸だといじけて、周りの大人の善意も素直に受け取れない。でも無理ないよね。中学卒業したばかりで親に見捨てられたんだもの。
 頭はいいけど容姿コンプレックスがあって、親の愛情に恵まれずに育った照代が、久代をはじめ例の3人のおばあちゃんやサヤたちの厳しくも温かい愛情に触れて、少しずつ自分を変えて成長していく様がとてもリアルでよかった。これが最初からけなげな女の子だと反発したくなる。
 意固地で妙に屈折した性格の主人公に惹かれる癖がありまね、私は。サヤより照代ちゃんの方が好きなんです。自分を鏡で見ているからか・・・。
 最後はやはり泣けました。
[PR]
# by yangzi-o | 2007-02-05 22:39 | 読書
 今日も仕事だったのでお昼休みに図書館から借りてきました。夕食の片付けを終えてからコタツムリになって一気読み。よかったわぁ。なんだか一週間のささくれ立った気持ちがスッと消えて優しい気持ちになれました。
 あまりにお人よしで人に騙されてもすぐ許してしまうサヤ。交通事故で急死した夫はそんな「さや」が心配で幽霊になって現れ、「馬鹿っサヤ」と叱り、いろんな謎も解決してくれる。そんなサヤだけど、まわりの人たちに助けられ、少しずつ悲しみを乗り越えていく。3人の婆さんとエリカがよかった。
 最後は泣けました。「俺がいなくたって、君は何とかやっていける。いくらでも幸せになれる。そう気づいてしまったから・・・。」切ないけどわかるな、この気持ち。
 明日も図書館に行く予定だから、加納さんの本をあるだけ借りてこよう。
[PR]
# by yangzi-o | 2007-02-03 19:38 | 読書