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日々あれこれ


by yangzi-o

『それでも人生にイエスと言う』(V・E・フランクル)

 <生きる意味があるか、と問うのは、はじめから誤っているのです。人生こそが問いを提起しているからです。生きることはいつでも課せられた仕事なのです>

 朝日新聞の『本の舞台裏』というコラム欄に「この無慈悲な災害をどう受け止めたらいいのか」といった思いで混乱しそうなとき、精神的な手がかりを得られるかもしれない一冊として紹介されていたので、さっそく図書館で借りて読んでみました。今回の地震と原発事故の前と後では、福岡にいても生き方を変えざるを得ないという気持ちでいます。去年バイクで転んで骨折したことも、のどかな日常の些細な出来事のように思えます。じゃあ、具体的にどうすればいいのか答えはみつからないのですが、壮絶なアウシュヴィッツの体験をくぐりぬけた著者の「人生が私たちに『今とここ』でたえず問いかけるのであり、それに答えることが生きること」というメッセージが心に新鮮に響いています。

 朝からあちこち買い物に出かけ、「タスキ・プロジェクト」へ発送を済ませました。適当な入れ物がみつからず、結局ボストンバックに詰め込んだのですが、郵パックで受け付けてくれたのでホッとしました。近くにある「ギャラリーのろぺこ」で可愛いポーチもみつけました。ボストンバックに入る範囲で考えられうる日用品は詰めたつもりですが、なにせ洋服のセンスがないので「気に入ってもらえるだろうか」とちょっと不安でもあります。当座の寒さを防いでくれればと願っております。

 団地の駐車場の片隅に今年もコスミレが咲きました。厳冬の影響なのか、今年は花数が驚くほど多いです。那珂川沿いもヒメウズ、オオイヌノフグリ、ハコベ等々が例年にもまして咲き誇っています。桜も2分咲になりました。東北地方にも一日も早く暖かな春が訪れますように。
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by yangzi-o | 2011-03-27 20:55 | 心に残った言葉