俳句手帳&俳句歳時記

 1カ月前から突如はまりだしたのが俳句つくりです。先月『収容所から来た遺書』(辺見じゅん著)を読んで、過酷な労働のなかでも仲間と批評しあうことで生きがいと希望を見出した「俳句づくり」というものに興味をおぼえ、豆本の句集を作られた方に「俳句ってどうやってつくるんですか?」とメールで質問したのが契機でした。「質を考えずにとにかくつくりなさい」というアドバイスでさっそく「母の日」の季語でつくってみたところ、「十七文字で文章を書いているだけ」と辛口の批評が返ってきました。
 「俳句とはなんぞや?」と軽い気持ちを扉をチラッと開いてみたところ、なんと奥深い世界なのか。図書館にもあるはあるは、初心者向けの「俳句講座」の本をどっさり借りてきました。「心を事象に託すまでには時間がかかる」という知人の言葉どおり、どの本にも「石の上にも3年、季節を3回巡るまでがまんしなさい」とか「とにかく一千句をめざせ」と多作多捨を勧めていました。
 超凡作ながらでも自分の気持ちをなんとか表現してみると、不思議なことになぜか解放されたような気分になれるのです。直接被災したわけではないのですが、3月11日以来混沌としていた気持ちがちょっと前向きになれたし、これまで目にも留めなかった景色や出来事が新鮮に受け止められるようになりました。
 そんなわけでさっそく角川文庫の「俳句歳時記」を購入し、久しぶりに豆本より大きな「俳句手帳」を手づくりしました。まだ海のものとも山のものともわかりませんが、「一日一句」を目標に行けるところまで行ってみようと思います。
c0161233_20275559.jpg






 右手親指の付け根の痛みの原因が1年近く経ってやっとわかりました。「手の外科」専門の医師に診てもらったところ、「母指CM関節症」とのことでした。使いすぎや加齢によって関節軟骨がすりへって発症するそうです。私の場合、まだ軟骨の変形は初期段階だそうですが、「夜だけでも手は使わないように」とのこと。「手芸が好きなのですが・・・」と小声で尋ねると、「止めたほうがいいですね」とあっさり言われました。これといった治療方法はなく、手を使えば使うほど関節の変形が進行するのだそうです。
 一向に良くならない手の痛みから自分でもある程度予測はできていたので、それほどショックは受けなかったし、こういうときに「俳句」に巡りあえたのも天の啓示かもしれんなあと誰彼となく感謝したい気持ちさえわいてきました。豆本作り等の手づくりは無理せずに細々と息長く続けていきたいです。
[PR]
by yangzi-o | 2011-06-25 20:48 | 日々あれこれ