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カテゴリ:日々あれこれ( 93 )

「俳句手帳」の贈り物

 福岡の上空も今週は氷点下15度の寒波がやってきて、最高気温が零度を下回る寒さがつづきました。わたしのパソコンはストーブから1メートル以上離れているので、キーボードを打つ手もかじかみ、手袋をして毛布にくるまって座っている状態です。それでも足下からしんしんと冷えてきます。
 雪が舞い散るなか、帰宅するとなにやら大きな荷物がポストからはみ出して見えました。「え!Gさんから?何だろう?」と急いで開けてみると、ノートが4冊入っていました。「俳句ノート」「詠む」など手書きのタイトルと私の名前が表紙につけられ、本文は縦書きの手づくりの「俳句手帳」でした。寒さに震え上がっていた体も心もポッと灯がともったように明るく暖かくなってきました。
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 Gさんは豆本を通じて知り合った方ですが、昨年私が俳句に興味を持ち始めたとき、メールで俳句のイロハを辛口で教えてくださった方なのです。「俳句は散文ではない」と初めにガツンと言われたことが、振り返ってみればとても良かったと感謝しています。そのうえ手づくりの「俳句手帳」までプレゼントされたとあっては、もう後には戻れないと心に決めました。誰かに応援してもらえるということはこんなに嬉しいことなのだなあとしみじみと感じることができました。

 「この世はなんて美しい、激しく緑が伸びる夏もあれば、すぐにあんなに寒く美しい別世界のような季節がまためぐってきて、あの椿の赤や落ち葉の黄色を眺めることができる。人間はいつでも巨大な劇場にいるみたいなものだと思う。心の中のきれいなエネルギーを世界に返すことが観劇のチケット代だ」(『スウィート・ヒアアフター』よしもとばなな)

 きょうは立春、今年はどんな「春」をみつけることができるだろう。明日も早起きしてご近所を「吟行」する予定です。
by yangzi-o | 2012-02-04 20:54 | 日々あれこれ

本屋大賞&フォト575

 今週も波乱に満ちた一週間でしたが、2012年「本屋大賞」にノミネートされた10作品が発表になりました。

・『偉大なる、しゅららぼん』万城目学(集英社)
・『くちびるに歌を』中田永一(小学館)
・『ジェノサイド』高野和明(角川書店)
・『誰かが足りない』宮下奈都(双葉社)
・『人質の朗読会』小川洋子(中央公論新社)
・『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』三上延(アスキーメディアワークス)
・『ピエタ』大島真寿美(ポプラ社)
・『舟を編む』三浦しをん(光文社)
・『プリズム』百田尚樹(幻冬舎)
・『ユリゴコロ』沼田まほかる(双葉社)

 半分の5冊は読みました。お気に入りの作家である宮下奈都さんと大島真寿美さんがノミネートされたのは嬉しい。マイ本屋大賞は「人質の朗読会」です。小川ワールドが静かに深く染み渡るような本です。しかし4月10日に発表される今年の本屋大賞は「舟を編む」かなあと勝手に予想しています。

 ところで、出勤前の楽しみであったNHKの「フォト575」が突然放送終了になってびっくりしました。「冬篇はいつまでかなあ。春篇はいつから始まるのだろう?」と思いつつ、毎朝ガハハと一発笑って玄関を出ることができたのに・・・。昨年の秋篇からただ面白いだけでなく、心にジンと来る作品も多くなってきてたのに、とっても残念です。最近の「殿堂入り」の句のなかで一番好きな一句です。
 
by yangzi-o | 2012-01-28 21:28 | 日々あれこれ

謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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 さて、今年の目標を考えました。
1.秋の豆本展に向けて新作豆本を3冊つくる。
2.今年こそ手製本の習得をじっくり再開する。
3.カルトナージュはひきつづき習得する。
4.俳句は一日一句をめざす(3・7.11月は除く)。
5.人との出会いとつながりを大切にする。

 年末は丸2日間、大掃除と部屋の模様替えに明け暮れ、昨日は久しぶりに博多駅周辺を徘徊し、お節もどきをつくったら精根尽き果てた状態だったのですが、夜は音楽を聴きながらカルトナージュ三昧でした。コスメBOXを応用して豆本の飾り箱をつくりました。
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 秋の豆本展では豆本をつくることが精一杯でディスプレイに気が回らなくなるので、順番が違うだろうと思いつつ、ディスプレイ用の箱からつくることにしました。
 まだ引き出しの内側が完成していないのですが、この3年間につくった豆本を飾ってみました。
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 今年も新作豆本の構想というか妄想だけはいつものようにふくらんでおります。お正月が開ければ怒涛の仕事が待ち受けているので、計画的に着実に準備していきたいものです。
by yangzi-o | 2012-01-01 09:23 | 日々あれこれ

今年の目標は・・・

 今年もきょう一日となりました。年の始めに立てた自己目標はどうなったでしょうか。
 10項目も欲張って立てたのですが、最大の目標であった秋の豆本展に向けて新作豆本3冊つくることは達成しました。著者である同僚や父、知人に喜んでもらえたので達成感もあります。
 カルトナージュはほぼ毎月教室に通うことはできたのですが、パーチメントとクレイクラフト造形コースは右手親指のCM関節症のため、断念せざるをえませんでした。チタンテープとサポーターでズキズキとした痛みの一歩手前でかろうじてとどまっているのですが、しばしば親指がスポッと手から抜けていくのではと感じることがあります。
 手製本の教室は、大震災や原発事故の影響で一人で遠出することが怖くて今年も見送ってしまいました。
 「読書日記」は「日記」には至らず備忘録に、「5年日記」は10日坊主、山歩きとデジカメ散歩も休日のお天気が悪くて思うように出かけられませんでした。ただ今年は大きな怪我や病気もせずに体重もリバウンドせずに元気に過ごせました。
 人とのつながりは、豆本をつうじて新たな出会いがあり、読書好きの友人ができたました。リアルな世界で思いっきり本の話ができて幸せでした。人以外の思いがけない出会いは「俳句」でした。

 この年末年始は「そんな気分ではない」と感じられておられる方も多いと思います。最愛の家族を喪った方にとっては、お正月はなんとも辛いときではないでしょうか。来年もはたして「良い年」になるのだろうかと悲観的にもなっていますが、私のできうるかぎり一日一日を大切に前を向いて生きていきたいと思います。
 ブログを訪問してくださった方々、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
by yangzi-o | 2011-12-31 08:22 | 日々あれこれ

稲の花

 福岡は久しぶりに青空の広がる朝を迎えました。休日といえども6時半には起きて、7時にはご近所の「吟行」に出かけました。お目当ては朝露の光った稲田です。「早起きは三文の徳だねえ」とホクホクしながらシャッターを押しました。
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 那珂川沿いは、ツユクサ、オシロイバナ、クズ、ニラ、ママコノシリヌグイが咲いており、きょうはセセリチョウがことのほか多かったです。日差しはまだまだ暑いですが、木陰に入ると涼しい風が吹き渡り、確実に秋が近づいていることが実感できました。指で数えながら「凡句」もいくつか出来ました。

 掃除・洗濯を済ませ美容院に出かけて再度帰宅したころに、稲の花が咲いているのに気付きました。稲にも花が咲くのだということをはじめて知ったのも「俳句」のおかげです。
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by yangzi-o | 2011-08-27 13:58 | 日々あれこれ

今朝の秋

 きょうから4日間のお休みに入りました。実家へ顔を出すほかはこれといってイベントもなく、暑い最中外出は控えて、10月の豆本展へ向けて原稿作りを終えてしまおうと計画しています。
 6月から「1カ月=30句」をめざした俳句づくりですが、8月に入ってからも猛暑に負けダラダラと毎日を過ごしてしまいました。これではいかんではないかと今朝は6時に起きて久しぶりにご近所の「吟行」に出かけました。
 日中の猛烈な暑さがウソのような涼やかな風が吹いて、青田を小波のように揺らしています。秋が遠慮がちにドアを開き、「入っても良いかな」と顔をのぞかせているようです。いいとも!
 田んぼ脇には早くもタマスダレが一輪咲き始め、線路の金網には初めて見る白い萩もチラホラ咲いていました。昨夜からの名残のオシロイバナも蘂がくるりんと可愛らしく、よくよくみれば美しい花だったんだなあ。
 那珂川の川面にはトンボがせわしなく群れ飛んでいました。野菊も咲き始めているではありませんか。

 明日の朝はもう1時間早く起きてでかけることにしよう。
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by yangzi-o | 2011-08-13 11:14 | 日々あれこれ

俳句手帳&俳句歳時記

 1カ月前から突如はまりだしたのが俳句つくりです。先月『収容所から来た遺書』(辺見じゅん著)を読んで、過酷な労働のなかでも仲間と批評しあうことで生きがいと希望を見出した「俳句づくり」というものに興味をおぼえ、豆本の句集を作られた方に「俳句ってどうやってつくるんですか?」とメールで質問したのが契機でした。「質を考えずにとにかくつくりなさい」というアドバイスでさっそく「母の日」の季語でつくってみたところ、「十七文字で文章を書いているだけ」と辛口の批評が返ってきました。
 「俳句とはなんぞや?」と軽い気持ちを扉をチラッと開いてみたところ、なんと奥深い世界なのか。図書館にもあるはあるは、初心者向けの「俳句講座」の本をどっさり借りてきました。「心を事象に託すまでには時間がかかる」という知人の言葉どおり、どの本にも「石の上にも3年、季節を3回巡るまでがまんしなさい」とか「とにかく一千句をめざせ」と多作多捨を勧めていました。
 超凡作ながらでも自分の気持ちをなんとか表現してみると、不思議なことになぜか解放されたような気分になれるのです。直接被災したわけではないのですが、3月11日以来混沌としていた気持ちがちょっと前向きになれたし、これまで目にも留めなかった景色や出来事が新鮮に受け止められるようになりました。
 そんなわけでさっそく角川文庫の「俳句歳時記」を購入し、久しぶりに豆本より大きな「俳句手帳」を手づくりしました。まだ海のものとも山のものともわかりませんが、「一日一句」を目標に行けるところまで行ってみようと思います。
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母指CM関節症・・・
by yangzi-o | 2011-06-25 20:48 | 日々あれこれ

母の願い

 GWが開けたとたん一気に現実に引き戻され仕事にフル稼働したためか、膝と手の痛みがひどくなり、今日の日曜日は一日ゆっくり休養するつもりでしたが、天神の警固公園で「脱原発」のデモがあることを偶然ネットで知り、歩けないかもしれないけれど様子だけでも見たくて出かけてきました。
 警固公園には賑やかな音楽とともにたくさんの人が集まっていて、それぞれ趣向を凝らしたプラカードや横断幕であふれ、子ども連れのお母さんの姿も多かったです。
 公園では元気にはしゃいでいた小さな子どもたちも、デモが始まるころはお昼寝の時間となり、お母さんにおんぶされてぐっすり眠ってしまいました。重たい子どもをおんぶしながら、精一杯の大きな声で「原発いらない」「電気は足りてる」「金より命」と訴えている若いお母さんの顔を見て、「ああ、この人は本気なのだな」と強く心を打たれました。
 福岡市は玄海原発からわずか50キロ、しかも風下ときています。福島のような事故が起きれば当然避難区域となるでしょう。「あのとき、子どもたちのためにどうして必死に声を上げなかったのか?」と後になって悔やんでも悔やみきれないという事態は避けたい・・・。そういう「母の願い」がひしひしと伝わってきました。
 休日となれば大渋滞する天神のド真ん中をすすむデモに、沿道にいた人たちのなかには急いでカバンからデジカメを取り出す人、バスからニコニコして見ている人、知り合いをみつけて途中から加わる人もいました。
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by yangzi-o | 2011-05-08 21:53 | 日々あれこれ

タスキ・プロジェクト

 いつもの朝のように「行ってきま~す」「行ってらっしゃい」と職場へ学校へ保育園へと別れた家族が、そのまま永遠に再会できず、亡骸すらも抱きしめることができないなんて、わが身に置きかえて想像したとき、胸が潰れそうです。でもその悲しみ、辛さ、淋しさは経験した方にしかわからないでしょう。
 年度末の仕事が多忙な時期で身動きができず、ただただニュースを見て涙する毎日でしたが、コンビニやスーパーに立ち寄れた夜は募金箱に「せめてもの」という思いで少しずつ募金してきました。
 「何か他にできることはないか」と考えていたとき、昨日の新聞で「タスキ・プロジェクト」という支援を知りました。自分と同じ背丈の大切な友人を思い浮かべ、お気に入りの洋服や日用品をセットにして「福袋」のように送るというものです。それぞれがセットにして詰めれば、被災地で仕分けする手間が省けるというアイデアなのです。「これなら今の自分でもできる!」と思いました。
 きょうは思ったより早く仕事が終わったので、スーパーに寄ってこまごまとした日用品をさっそく購入してきました。受け取られた方が「ふふ」とひとときでも思わず笑ってもらえるようなものも入れたいと考えています。明日は休日出勤を免れたので、いろいろ揃えてさっそく第一便を送りたいです。
by yangzi-o | 2011-03-26 22:26 | 日々あれこれ
 今日は朝から小雨が降るあいにくの天気でしたが、午前中は月一回のパーチメントクラフトの教室でした。きょうで12回の初級コースを修了し、中級コースへ入りました。いよいよ扇をつくります。先生の説明を受けながら一枚作るのに2時間近くかかりました。これを12枚つくるのかと思うと気が遠くなりますが、チマチマコツコツといった作業は嫌いじゃないので、無心になって没頭できそうです。中級コースは20回もあるので、先生のご協力も得ながら、これまでよりちょっとペースを上げてとりくみたいです。

 午後から桜坂へ所用で出かけた帰りに、天神のファンテンの取扱店に寄りました。去年から傷めている右手の親指の付け根はチタンテープがよく効きます。仕事中手を洗うとテープが濡れて紙を触れなくなるので、耐水性のテープを購入しました。ズキズキした痛みがかなり軽減したことをお店の若い人に話すと、パーッとこぼれんばかりの笑顔になってとっても喜んでいました。自社の製品を褒められればやっぱり嬉しいもんでしょう。調子に乗って「膝痛にも効くかしら?」と訊ねると、懇切丁寧に右膝に貼ってみせてくれました。

 先月から通い始めた整体院はとても良い先生なのですが、「年を取るとあちこち擦り切れてきます。痛みを完全になくすことは不可能、山登りなどして無理をしないように」と言われ、ちょっと抵抗を感じました。そうしたとき、『ひざ痛は99%完治する』(酒井慎太郎著)をいう新書を新聞広告で見てさっそく買って読んでみました。手軽にできる膝痛体操を即実行してみたところ、チタンテープとの相乗効果なのか、私が暗示にかかりやすいタイプだからなのか、膝のこわばりが少しずつ取れてきたような気がします。
 ともかくも山歩き以前に、この3月の繁忙期を無事に乗り切らなくてはいけないので、あれやこれや手を尽くしているところです。
by yangzi-o | 2011-03-06 22:23 | 日々あれこれ