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日々あれこれ


by yangzi-o

図書券の餞別

 いよいよ後5日で退職。ゆるみっぱなしになりそうな頬をパンパンと叩いていたところ、「yangziさんが一番喜ぶと思って」と同僚がそっと小さな包みを差し出してくれました。なんと図書券の餞別でした。昼休みにはみんな、私のつたない本の感想のおしゃべりにつきあってくれましたね。ミステリー好きのWさんにはずいぶん本を借りました。「これからも面白い本を読んだらメールで知らせてね」と言ってくれました。図書券が涙でかすみました。一生忘れられないとっておきの大切な本のために使わせてもらいます。
# by yangzi-o | 2006-12-25 20:55 | 日々あれこれ
 きょうは午後からベートーベンの第九コンサートに出かけました。その途中で本屋に寄り、三浦しをんさんの『三四郎はそれから門を出た』に触発されて『神聖喜劇』第1巻(光文社)を衝動買いしました。文庫本なのに一冊1100円もするんです。とても全5巻を一度に買うことはできませんから、1カ月に1冊ずつ買うことにしました。

 相方が本屋に隣接するビッグカメラでレンズを物色している間、早速休憩コーナーのベンチに座り読み始めました。コンサートの会場には1時間近く早目に到着したので、近くの公園のベンチでつづきを。コンサート会場に入ってからも読み耽り(あ、コンサートは聴きました。良かったです)、帰りに寄った居酒屋でも本から目が離せず、食べ終えた焼き鳥の串をお箸と間違えて「あんた病気だね」と相方に呆れられました。
 年内の読書計画が大狂い。帰宅すると図書館から「予約された本が準備できています」という留守録も入っていた。たぶん瀬尾まいこさんの『幸福な食卓』だな。
# by yangzi-o | 2006-12-24 22:19 | 読書
 図書館に予約していたのですが珍しく一週間で手元にきました。昨夜から読み始め、午後からヒマだった仕事の合間に盗み読みし、送別会&カラオケに参加する夕方までには大方読み終えました。
 またまた読みたい本が増えちまった。
 来年は大西巨人の『神聖喜劇』に再挑戦してみよう。若いときに読んで挫折したけど、年取って少しは感じ方も変わっているかもしれない。

 「一人きりでする行為のように見えて、常にだれかとつながっている。時空も、虚実も、虚実の狭間も超えて。だから、私は、読書が好きだ」
# by yangzi-o | 2006-12-22 22:17 | 読書
 『つきのふね』とは違って、100パーセント大人の小説でした。ここに登場する「大海」という父親ほどではないけれど、厳格な父に反発して高校卒業と同時に家を出て自活したので、複雑な気持ちで読みました。
 「誰の娘であろうと、どんな血を引こうと・・・人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。愛しても愛しても愛されなかったり、受けいれても受けいれても受けいれられなかったり。それが生きるということで、命ある限り、誰もそこから逃れることはできない。」
 うんうん、本当にそうだね。20代で気づいた野々はえらい。
 それにしても、大のイカ好きの私、イカイカ祭りの場面ではよだれが出ました。イカそうめん、イカの姿焼き、イカフライ、イカめし、イカ汁、全部食べたい!
# by yangzi-o | 2006-12-21 20:16 | 読書
 図書館に予約していたのだけど、同僚が貸してくれました。同僚はミステリー好きで、東野圭吾さんの新作も買ったらしい。もうちょっとで読み終えるから貸してあげるよとのこと。やったー!お礼に『風が強く吹いている』をお貸しすることにしました。
 夕食をはさんで3時間で一気読みしました。私としてはミステリーの内容よりも、いろんな仕事の内容が書かれている小説を読むのが好きなので、書店員の仕事の方が面白かった。大好きな本に囲まれて幸せな仕事だなあと勝手に想像していたけれど、大変な仕事なんだ。巻末の「書店のことは書店人に聞け」という座談会も興味しんしんでした。
# by yangzi-o | 2006-12-19 20:05 | 読書